エッフェル塔中庭にて私達の展覧会 EIFFEL -Toujours plus haut は続行中ですが、セーヌ川を挟んでお隣のトロカデロ・シャイヨ宮内シテ建築遺産博物館(Cité de l’architecture et du patrimoine)にてもギュスターヴ・エッフェルに関する展覧会が行われていますので、ご紹介します。
1878年のパリ万博の時に建設されたトロカデロ宮殿がシャイヨー宮として生まれ変わったのは1937年。シャイヨー宮としての歴史は短いものの、建物内にはトロカデロ宮殿時代の柱なども残されており、常にエッフェル塔を見守ってきたお隣さんであります。
そのシャイヨー宮、東翼に位置するシテ建築遺産博物館(Cité de l’architecture et du patrimoine)内で現在、「Le Paris de Gustave Eiffel」(ギュスターヴ・エッフェルのパリ展)が開催されています。
今回はこの展覧会のキュレーターであるフローランスが子孫家族を案内してくれました。元々このサイトのテーマの一つは、ギュスターヴがパリに残した業績をめぐるというもの。今回の展覧会には個人的にも興味深々です。
キュレーターのフローランス。まずは入口にあるノートルダム火災時の写真の前で博物館自体の紹介をしてくれました。
ギュスターヴの展覧会は博物館内1F(日本式2階)の展示スペースにて行われています。内容としては、ギュスターヴが残したパリでの業績そしてパリでの生活にスポットを当て、このパリという首都の近代化への貢献度を思い起こさせる、メモリアルな展示となっています。
パリでの業績としては、現在では取り壊されてしまっているもの、実現しなかったプロジェクトなど普段はなかなか写真なども見つけるのが難しいものも展示されており、見ごたえがありました。
展覧会は来年の1月まで行われています。エッフェル塔内の私達の展覧会と合わせて、ぜひご覧ください。
展覧会「Le Paris de Gustave Eiffel」
シテ建築遺産博物館 Cité de l’architecture et du patrimoine
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