11月19日、日仏茶道交流会さんによるお茶会がエッフェル塔で催されました。2018年のジャポニズム以来、2回目の開催です。

ステージ上には素晴らしい空間が演出されておりました。

中央には裏千家15代家元、鵬雲斎千玄室大宗匠先生による掛け軸

「天上天下樂茶味 」(てんじょてんごちゃみをたのしむ)

Profitez de la cérémonie du thé, que ce soit au ciel ou sur terre.

そして両脇はこの日にライブペインティングをされたという、井上慶美さんによる墨絵。生け花に、参加された陶芸家さんのコラボ花瓶。

茶道具に、、、極めつけは、輸送の問題で前日までに畳が届かず、急遽お貸しした我が家の畳😆!お役に立てて光栄です!

そしてお茶会は静寂安穏に始まりました。それまでは挨拶や世間話に忙しかった日仏招待客も静かに着席し、茶道家・森宗勇先生によるお手前を見守ります。

その間に頂戴した主菓子と干菓子。トリコロールに日の丸とエッフェル塔。なんとも言えない可愛らしさに笑顔が止まらないわたくし。もちろん見た目だけでなく、お味も格別でございました。

こちらをご用意下さったのは今回金沢からお越しくださったという、和菓子職人の中宮千里さん。なんと500年も続く老舗森八の19代目だそうです。

その後、お茶をいただき、エッフェル塔、東京タワー両搭の代表よりお言葉をいただいた後、会場の作品展示を拝見したり、招待客の皆様と歓談させていただきました。

展示された陶器は、朝日焼、備前焼、萩焼、高取焼。各々の特徴ある作品と、4人のコラボ作品も。

備前焼の東京タワーとエッフェル塔の香炉。そして作品たちの裏にはエッフェル塔マークが入っているという、なんとも贅沢な作品群。

陶器以外にも、1889年のパリ万博博覧会にて銅賞を受賞された鎌倉彫の29代目にあたられる博古堂の作品など大変美しく、作家の皆さんのお話にとても充実した時間を過ごす事ができました。

ご挨拶させていただいた、在フランス日本国大使館 山谷公使ご夫妻。奥様の奈津江様はなんとこのブログの事を存じていただいており、大変励みになるお言葉をいただきました。

パリ日本文化会館の鈴木館長、そしてユネスコ日本大使の加納大使ご夫妻。皆さんご近所で、ローカルな話題に😆

鎌倉彫・博古堂、後藤尚子さん。歴史をひしひしと感じるお話にくぎ付けでございました。

和菓子を作ってくださった、森八・中宮千里さん。

沢山の出会いと素晴らしい才能と情熱に感謝感謝の楽しい時間でした。

そして今回のお茶会に際し、素晴らしい図録が制作されていましたので、ぜひご紹介します。

私どももご挨拶をさせていただいておりますし、エッフェル塔建設史としてギュスターヴの紹介記事も執筆させていただいております。

ぜひ皆様のお目にとまることがあると幸いです。

様々な難局を乗り越え、お茶会を大成功に導いたメンバーの皆さん、本当にお疲れ様でした。日本の伝統とエッフェル塔のコラボレーション、大変見ごたえのある、有意義なイベントでした。

今宵もギュスターヴ、エッフェル塔を通じて大変貴重な経験をさせていただきました。

いつもながら・・・メルシー・ギュスターヴ!

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