前回ご報告させていただきましたように、私達がエッフェル塔中庭にて行った展覧会Eiffel, Toujour plus haut (エッフェル、より高く展)の巡回展がエストニア、タリンテレビ搭にて始まりました!
ちょうど子供達の春休みと重なったこともあり、家族でエストニアを訪問。展覧会のオープニングセレモニーにも参加させていただきました。
エストニアという国はなかなか日本には馴染みがない国かと思いますが、どのようなイメージをお持ちでしょうか。現在はラトビア、リトアニアと並びバルト三国の一つとして知られていますが、以前はソビエト連邦に属し、さらに遡ると、デンマーク、スエーデン、ドイツなど様々な国に統治されてきた数奇な運命を持った国です。国の面積は約4万5千km2と日本の九州より一回り大きい程度なのに対し、人口は約135万人と1,250万人の九州の人口の10分の1と、非常に人口密度の低い国となります。ほとんど平地の国土は、沢山の森に囲まれ自然豊かなゆったりした雰囲気が漂っています。
そんなエストニアの首都、タリンを訪れた探訪記はまた次回にとして、今回はそのタリンの象徴的なタワー、タリンテレビ搭での展覧会オープニングセレモニーに。
4月半ばとは言え、まだ寒いタリン。この日も気温は0℃と多少雪もちらつくお天気、寒かった~。
元々、ソビエト連邦時代、1980年のモスクワオリンピックを良質な画像で見られるようにと作られたというこのテレビ搭。テレビ搭ですが、ちゃんと展望台もあり、景色が良く見えます。(この日は生憎の天気でしたが)辺りの天気も相まって重厚な外観に見えます。
展覧会は、各パネルごとにタワー内を巡る形で展示されています。エッフェル塔の時とは違い、室内ということで、設置にも自由度が生まれ、こちらでは屏風のように少しジグザクに折った形で展示。元々各1mおきにデザインしてあるので、上手く機能しています。
この日はオープニングセレモニーということで、在エストニアフランス大使館のMIGNOT大使をお迎えし、沢山の招待者様と共にこの展覧会のスタートをお祝いしました。大使、サバン、そしてタリンタワー代表のKriisemann氏から挨拶があったのち、
トリコロールカラーのグラスで乾杯!
北欧からの影響も大きいからか、みんなやる事がセンスいいです。ユニフォームも可愛い。
歓談の後、サバンによるスペシャルガイドツアーを開催。
皆さん興味深々でとても真剣。中にはエストニアの建築家や歴史家の方がいらしていて、かなりマニアックな質問も😆。
大使もお忙しい中、最後まで真剣にガイドを聞いてくださりました。
展覧会は9月末まで続きます。タリンテレビ搭では、この夏をフレンチサマーと名付け、いろいろなイベントを行っていくそうです。Kriisemann氏が話していてとても印象的だったのが、「エストニアは小さい国。でも小さい国だからこそ出来る事がたくさんある。機動力が軽い自分達こそ、いろいろ試して楽しまないと!」と笑って話してくださいました。
セレモニーはこれだけに収まらず、
ジャグリングやロト(くじ引き)なんと商品はパリ行き航空券チケット!など盛り沢山!みんなで食べて飲んで遊んで、本当に楽しいセレモニーでした!
なかなか縁のない国でエストニアがどんなところか?と思われる方も多いかと思いますが、とにかく自然が多く、人もおおらかで優しい、素敵な国でした。タリンの街の様子や、ギュスターヴ作の灯台を訪れたお話はまた後日に掲載いたしますね。
ご拝読いただきありがとうございました!
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