最終的に無罪になったパナマ事件でかなりの心の痛手を負ったギュターヴ。会社の経営を若手に任せ、エッフェル塔内のサロンにて自ら興味のあった分野の研究に勤しみます。

1909年にはエッフェル型と言われる風洞を開発し、オゥトイユにラボワトワールを構え、研究に没頭しました。

この頃ギュスターヴが住んでいたのは、パリ8区のRabelais通り。残念ながら現在は取り壊されてしまいましたが、とても素敵な邸宅です。

1920年に正式に仕事を引退したギュターヴ。なんと御年88歳まで現役だったのですね。主人のお婆様、ジャニーヌはギュスターヴの曾孫にあたるのですが、この邸宅に伺うのをいつも楽しみにしていたそうです。

1923年12月27日にこの邸宅にて安らかに永眠。91歳にてその生涯を終えました。

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